【5】コンセント回路
電気工事士試験で「複線図を制するものは、電気工事士試験を制する」といわれるほど、電気工事士試験の勉強で複線図の書き方は重要です。
ここでは、配線図を読むために必要な『コンセント回路』について説明します。
東野圭吾さんの小説のように軽快に読み流すことができます。
コンセント回路の単線図は、次の図のようになります。
電源とコンセントを1本の線で結んだものです。
これを複線図に直すと、次の図のようになります。
電源とコンセントを白と黒の2本の線で結びます。
このとき、
電源の接地側Nに白線を、電圧側Lに黒線を結線し、
コンセントの接地側Wに白線を結線します。
コンセントには極性(接地側、非接地側)があるので、
誤配線をしないように気を付けてください。
実体配線図は次の図のようになります。
◎コンセントが2つ並んだ場合の複線図
次の図のようにコンセントが2つ並んだ場合の単線図を
複線図に直す問題が出されています。
右側に2と表記しているコンセントは、2口コンセントで、
ダブルコンセント又は埋込形コンセントを2つ合わせたものです。
複線図は次の図のようになります。
2口コンセントにダブルコンセントを用いた場合
の電気配線は、次の図のようになります。
裏面
【問題】
次の単線図を複線図に直してください。
【答】
まとめコンセントは、黒線をL(電圧側)に、白線をNまたはW(接地側)に接続する。
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