力率の改善に関する問題はよく出題されますので、注意が必要です。
力率とは、交流電力のうち供給電力が有効に使われた割合をいい、力率が大きいほど電力が有効に使われたことになります。
力率はcosθで表します。
ここで、電熱器のような抵抗だけの回路の場合は、力率100%でcosθ=1となります。
コイルを接続した回路は、“正弦波交流回路の電圧、電流の波形”のところで説明したように、電流は電圧より90°遅れるため、マイナスの電力が発生し、力率が下がってきます。
回路にコンデンサを設置することで、力率を改善する(力率を上げる)ことができます。
(コンデンサは負荷と並列に接続する。)
力率を改善すると、電流値が下がってきます。
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