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【7】必ず書ける!!複線図の書き方
電気工事士試験で「複線図を制するものは、電気工事士試験を制する」といわれるほど、電気工事士試験の勉強で複線図の書き方は重要です。
ここでは、複線図の書き方の手順について説明します。
東野圭吾さんの小説のように軽快に読み流すことができます。
基本手順を説明します
電灯点滅回路の単線図を、手順に沿って複線図に直していきます。
複線図を書く前に、以下のことを確認します。
①電源の種類
②電線の種類と心線の直径と心線の数
①電源は、1Ф2W100V→単相2線式100V
②電線は、VVF1.6-2C→600Vビニルシースケーブル平形、心線の直径1.6mm心線、心線の数2本
確認が終わると、次の手順で複線図を書きます。
【手順1】
単線図を見て、電源と器具を配置します。
ここで器具は、スイッチとランプレセプタクルです。
【手順2】
単線図を見て、電線を置きます。
ここでは、単線図よりVVF2心を3本置きました。
【手順3】
電源と電線、器具と電線をつなぎます。
【6】で前述したように、電源のLは黒線を、スイッチに入る線は黒線を、
スイッチのランプレセプタクルに行く側には、白線を、ランプレセプタクルの受金側は白線をつなぎます。
【手順4】
単線図を見て電源の電圧側から追った電気が通る道筋を把握します。
電源→スイッチ→ランプの①~④を行きの線路(黒矢印)、
ランプ→電源を帰りの線路(白矢印)とします。
【手順5】
手順4の矢印に従って①から順番に電線を結線します。
このとき、接続点を●で表します。
・①は行きの線路で黒線、②はスイッチに入る側で黒線なので、①と②は黒線同志を接続します。
・次にスイッチから出た白線③とランプに行く黒線➃を接続します。
・最後に、帰りの線路である⑤と⑥を接続します。
帰りの線路は白線同志接続と覚えておいてください。
【手順6】
ジョイントボックスを書けば、複線図の完成です。
【問題】
次の単線図を複線図に直してください。
【答】
複線図は図のようになります。