第2講 電源

【2】電源

配線図の三本柱のひとつである電源について説明します。

電源は、電気が流れる出発点です。

電源にはいくつかの種類があります。

電気をたくさん使うときは、電線本数が3本の電源を使用し、逆に電気を使う量が比較的少ない場合は、電線本数が2本の電源を使用します。

図は技能試験の候補問題から電源の部分を抜き取りました。

 電源

この図では、1Φ2W100Vと3Φ3W200Vの2種類の電源を使用しています。

第二種電気工事士の候補問題では、ほとんどの電源が1Φ2W100Vで、3Φ3W200Vが2題出題されています。

次にそれぞれの電源について説明していきます。

まず、電源は1Φ2W100V、単相2線式100Vと呼ばれ、電灯や家庭用コンセントなどの電気の使用量が小さいものに使われます。

(1Фが単相を表し、Wが電線の数です。)

 

電源3Φ3W200Vは、三相3線式200Vで工場の機械など、電気をたくさん使うものに使用されます。いわゆる動力用の電源です。

(3Фが三相を表します。)

 電源 単相2線式 三相3線式

 上記の単相2線式100Vの電源と三相3線式200Vの電源から出たそれぞれの線路は、お互いに交わることがありません。

鉄道で例えれば、関西地方ではJRと阪神電車に並行して走っていますが、この二つの鉄道は交わることがありません。

鉄道会社が違いますし、レールの幅も違うので、お互いが交わることは無いのです。

これと同じような考え方をすれば分かり易いかと思います。

次にそれぞれの特徴を説明します。

単相2線式100V

・電圧は100V

・黒と白の2線よりなる

・黒線は電圧側(100V)、白線は接地側(V)に結線 

即ち、 接地側:N⇒白線、電圧側:L⇒黒線 をつなぐ

 (※電圧側は、非接地側ともいう。Nはneutralで中立、 Lはliveで生きているという意味)

単相2線式100V

 三相3線式200V

黒、白、赤の3線がある。

R⇒赤 S⇒白 T⇒黒をつなぐ

・線間電圧は、どこも200V

3相3線式200V

技能試験では、100V、200V用の端子台があって、そこに電線を結線します。

電線の色を間違えないように注意してください。

(Liveは生きているので黒と覚える)

端子台

 

単相2線式 三相3線式

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【問題】

①単相2線式100Vに使われる電線は( )色と( )色の2線です。

②単相2線式100Vの( )色の電線は接地側(N)につなぎます。

③単相2線式100Vの黒線は、(  )側につなぎます。

➃三相3線式200Vに使われる電線は、( )( )( )色の3線です。

・R⇒( )色、 S⇒( )色、 T⇒( )色に結線します。

⑤どちらかに〇をしてください。

動力用の電源は、(単相2線式100V・三相3線式200V)です。

家庭用の電源は、(単相2線式100V・三相3線式200V)です。

【答】

 

  1. 黒色と白色
  2. 白色
  3. 黒色は電圧側(非接地側)
  4. R⇒赤色、S⇒白色、T⇒黒色
  5. 動力用 三相3線式200V      家庭用 単相2線式100V

 

補足

 ◎単相3線式100/200V(候補問題に1題出題)

これは、図のように、赤-白色間と黒-白色間の電圧が100V、赤-黒色間の電圧が200Vで、

1つの電源から100Vと200Vの電圧を取ることができます。

単相3線式

技能試験の問題の結線は図のようになります。

黒線と赤線が入れ替わっても問題ありません。

単相2線式

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