【13】3路スイッチ、4路スイッチ (電気工事士試験で重要)
電気工事士試験で「複線図を制するものは、電気工事士試験を制する」といわれるほど、電気工事士試験の勉強で複線図の書き方は重要です。
ここでは、3路スイッチ、4路スイッチ (電気工事士試験で重要)について説明します。
特に3路スイッチの問題は電気工事士試験の筆記試験でよく出題されます。
東野圭吾さんの小説のように軽快に読み流すことができます。
3路スイッチの問題は電気工事士試験の筆記試験でよく出題されます。
スイッチには、片切スイッチ、3路スイッチ、4路スイッチがあります。
1つの場所で照明を点けたり消したりする時には片切スイッチを、2つの場所から同じ照明を点けたり消したりする時には3路スイッチを、3つ以上の場所から同じ照明を点けたり消したりする時には3路スイッチと4路スイッチを使います。
尚、【6】~【12】で出てきたスイッチは、すべて片切スイッチです。
各スイッチの図記号を示します。
片切スイッチの外観は片側に丸や線の印がありますが、3路スイッチと4路スイッチはこの印がありません。
3路スイッチと4路スイッチは、スイッチの右側を押したり左側を押すことによって、電気の通り道が次のように切り替わります。
2つの場所から同じ照明を点けたり消したりする場合の結線の概略を次に示します。3路スイッチを2つ使います。
電源の電圧側から電気の通る道筋は、電源→3路スイッチ→3路スイッチ→ランプ→電源となります。この時、電源に近い方の3路スイッチをSと表記してあります。
下の図の例では、スイッチSを押すことで電気の通る道が切り替わり、電気が流れてランプが点灯する仕組みになっています。
次に、3つの場所から同じ照明を点けたり消したりする場合の結線の概略を示します。
3路スイッチを2つと4路スイッチを1つ使います。
電源の電圧側から電気の通る道筋は、電源→3路スイッチ→4路スイッチ→3路スイッチ→ランプ→電源
となります。この時、電源に近い方の3路スイッチをSと表記してあります。
下の図の例では、4路スイッチを押すと電気の通る道が切り替り、電気が流れてランプが点灯する仕組みになっています。
CDでは、2つの場所から同じ照明を点滅させる回路の単線図を複線図に直す説明と、3つの場所から同じ照明を点滅させる回路の単線図を複線図に直す説明を行っております。
お安くなっておりますので、是非この機会にお買い求めください。
【2つの場所から同じ照明を点滅させる回路】
単線図
複線図
【3つの場所から同じ照明を点滅させる回路の複線図】
単線図
複線図